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第9回 東洋医学の視点から:鍼灸、マッサージ、漢方の役割

西洋医学と補完し合うアプローチで根本からの改善を目指す

これまでの8回で、私たちは四十肩(肩関節周囲炎)の西洋医学的な診断、病態、そして急性期から回復期までの治療法を見てきました。整形外科での治療が症状改善の主軸となるのは間違いありませんが、治療の選択肢はそれだけではありません。

鍼灸(しんきゅう)、マッサージ、漢方といった東洋医学的なアプローチは、西洋医学が苦手とする「全身のバランス」や「自然治癒力の向上」という観点から、四十肩の痛みの緩和や回復促進に重要な役割を果たします。

第9回は、東洋医学が四十肩をどう捉えているのか、そしてそれぞれの治療法がどのような効果をもたらすのかを解説します。

1. 東洋医学における四十肩(五十肩)の捉え方

東洋医学(特に中医学)では、病気の原因を特定の組織の炎症だけでなく、体全体の「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」のバランスや流れの乱れとして捉えます。

🔹 重要なキーワード:「気血(きけつ)の滞り」

  • 東洋医学では、四十肩は肩関節周辺の「気(エネルギー)と血(血液)」の流れが滞っている状態、すなわち「気血瘀滞(きけつおたい)」が主な原因と考えられます。

  • 加齢や寒さ、疲労などにより、肩周りの経絡(気の通り道)が詰まると、肩の栄養が不足し、痛みが生じたり、動きが硬くなったりすると解釈されます。

  • 治療の目的は、この滞りを解消し、気血の流れをスムーズにすることで、体が本来持っている自然治癒力を高めることにあります。

2. 鍼灸治療のメカニズムと効果

鍼灸治療は、四十肩の治療において非常に高い効果が期待される東洋医学の代表的な手法です。

🔹 鍼灸がもたらす効果

  1. 鎮痛効果(急性期): 痛みの原因となっている経絡上のツボや、痛みが集中している部位(阿是穴)に鍼を打つことで、脳内にエンドルフィンなどの鎮痛物質の分泌を促します。これにより、つらい夜間痛や安静時痛の緩和が期待できます。

  2. 血行促進(慢性期): 鍼の刺激は、周囲の血管を拡張させ、局所の血流を大幅に改善します。慢性期の拘縮の原因である硬くなった組織に新鮮な血液を供給し、柔軟性を高めるのに役立ちます。

  3. 筋肉の緊張緩和: 痛みによる防御反応で硬くなった筋肉(僧帽筋や肩甲挙筋など)の緊張を緩め、関節運動をよりスムーズに行えるようにします。

  4. 炎症のコントロール: 灸(もぐさ)による温熱効果は、特に慢性期の血行不良の改善に有効です。

3. マッサージ・整体と治療段階の注意点

マッサージや整体も、四十肩の不快な症状を和らげるために用いられますが、治療段階に応じてその目的が大きく変わります。

🔹 急性期(激痛期):強い刺激は厳禁

  • 絶対NG: 炎症が活発な急性期に、肩関節や周囲の筋肉を強く揉んだり、無理やり動かしたりすると、炎症が悪化し、痛みがぶり返します

  • 推奨: 痛みのない部位(背中や首など)の緊張を優しくほぐし、全身の血流改善を目的とする、ソフトな施術に限るべきです。

🔹 慢性期・回復期(拘縮期):可動域改善を目的

  • 推奨: 痛みが治まり拘縮がメインとなった時期は、硬くなった関節包や腱板を伸ばすためのストレッチ手技や、運動療法と連携した深部の筋肉へのマッサージが有効です。

  • 注意点: 痛気持ちいい程度に留め、鋭い痛みが生じる手技は避け、必ず四十肩の治療経験が豊富な専門家に依頼しましょう。

4. 漢方薬による内側からのアプローチ

漢方薬は、体の内側から全体的なバランスを整えることで、症状の改善をサポートします。

  • 目的: 炎症を鎮める、血行を促進する、痛みを和らげる、体質を改善する。

  • 主な漢方薬の例:

    • 疎経活血湯(そけいかっけつとう): 痛みがあり、特に手足の冷えを伴う場合など、血行不良による痛みに使われます。

    • 桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう): 冷えや疲労があり、痛みが強い場合に、温めて痛みを和らげるために使われます。

漢方薬は、現在の症状だけでなく、患者さんの体質(虚弱体質、冷え性、胃腸の状態など)」を考慮して処方されるため、必ず専門の医師や薬剤師に相談して選んでもらう必要があります。

西洋医学の治療(薬やリハビリ)を続けながら、鍼灸や漢方を並行して活用することで、痛みのコントロールがしやすくなり、回復を加速させることができます。重要なのは、複数のアプローチを自己判断せず、専門家と相談しながら、相乗効果を狙って取り入れることです。

 

※ご相談はこちらからお気軽になさってください。

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