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第3回:痛みから変形へ-変形性膝関節症はこうして進行する

膝の痛みが「年のせい」ではないこと、そしてその痛みが軟骨のすり減りや筋肉のアンバランスから生じることを、前回のブログでお伝えしました。今回は、その痛みがどのようにして「変形」へと進行していくのか、その過程を詳しく見ていきましょう。

進行性の病気「変形性膝関節症」のメカニズム

変形性膝関節症は、その名の通り、放っておくと徐々に膝関節の形が変化していく進行性の病気です。 この進行は、大きく分けて3つの段階に分類されます。

  1. 初期膝変形2
    • 軟骨の状態: 軟骨にわずかな摩耗や亀裂が生じ始めます。しかし、軟骨には神経がないため、この段階ではほとんど痛みを感じません。
    • 自覚症状: 歩き始めや立ち上がる際に、膝に違和感や軽い痛みを感じることがあります。しかし、安静にしていればすぐに治まるため、見過ごされがちです。膝がこわばって動き出しにくい「朝のこわばり」も初期の代表的な症状です。
  2. 中期膝変形3
    • 軟骨の状態: 軟骨のすり減りが進行し、軟骨の下にある骨が少しずつ露出します。これにより、関節に炎症が起こりやすくなります。
    • 骨の変形: 骨同士の摩擦や炎症を抑えようとする身体の防御反応として、骨の縁に**「骨棘(こつきょく)」**と呼ばれるトゲのような突起が形成されます。これがさらなる痛みの原因となります。
    • 自覚症状: 痛みの頻度が増し、階段の上り下りや、長時間歩いた後の痛みが顕著になります。膝に水がたまる「関節水腫」が起こることもあります。膝を完全に伸ばしたり、曲げたりすることが難しくなるなど、可動域の制限も現れ始めます。
  3. 末期膝変形4
    • 骨の変形: 軟骨がほとんどなくなり、大腿骨と脛骨が直接こすれ合うようになります。これにより、激しい痛みが常に伴います。
    • 関節の変形: 関節の隙間がほとんどなくなり、O脚やX脚の変形が著しくなります。
    • 自覚症状: 激しい痛みが常に伴い、歩くことが非常に困難になります。安静時にも痛みが続き、夜間も眠れなくなることがあります。日常生活のほとんどの動作が制限され、QOL(生活の質)が著しく低下します。

痛みをごまかす「代償動作」の落とし穴

痛みが慢性化すると、人は無意識のうちに痛い動作を避けようとします。これを「代償動作」と呼びます。 例えば、膝が痛いと、

  • 膝を曲げたまま歩く
  • 膝に負担をかけないように、体を左右に揺らして歩く
  • 膝をかばって、股関節や腰を使いすぎる といった、不自然な歩き方をするようになります。

この代償動作は、一時的に痛みを軽減するかもしれませんが、別の関節(股関節、腰、足首)に新たな負担をかけ、さらなる不調を引き起こす原因となります。また、膝関節の正しい動きをさらに妨げるため、変形の進行を加速させてしまうという悪循環に陥ってしまうのです。

※ご相談はこちらからお気軽になさってください。

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