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【第7回】下腹ポッコリは脂肪じゃない? 猫背の黒幕「腸腰筋(ちょうようきん)」を緩めれば、勝手に背筋は伸びる


【はじめに】「良い姿勢」がしんどいのは、土台が崩れているから

これまでの連載で、胸や背中のケアに取り組んでいただいた皆様。 「背中は軽くなったけど、良い姿勢をキープしようとすると、今度は腰が疲れる…」 「気を抜くと、すぐにお腹の力が抜けてドタッと崩れてしまう」

そんな壁にぶつかっていませんか? もしそうなら、あなたの猫背の原因は、背中ではなく「下半身」に残っている可能性が高いです。

家を建てる時、基礎(土台)が傾いていたら、いくら柱(背骨)を真っ直ぐにしようとしても無理ですよね? 人間の体にとっての土台は「骨盤」です。

第7回のテーマは、この骨盤をコントロールしている最重要筋肉「腸腰筋(ちょうようきん)」。 30代〜50代の「痩せにくい体」や「ポッコリお腹」の原因でもあるこの筋肉を攻略すれば、頑張らなくても自然と背筋が伸びるようになります。


1. 座りっぱなしが「骨盤の前」をロックする

「腸腰筋」という名前、聞いたことはありますか? これは、腰骨(背骨の下の方)から骨盤の内側を通り、太ももの付け根まで繋がっている、上半身と下半身を繋ぐ唯一の筋肉です。

この筋肉の役割は「太ももを持ち上げる」こと。歩く時に使う大切な筋肉です。 しかし、現代のデスクワーク中心の生活が、この筋肉を悲惨な状態にしています。

椅子に座っている状態を想像してください。股関節は常に曲がっていますよね? 長時間座りっぱなしでいると、この腸腰筋は「縮んだ状態」で固まって(ロックされて)しまいます。

▼ ロックされた状態で立ち上がると…? 縮んだ腸腰筋が伸びないため、骨盤や腰骨が前側へ強く引っ張られます。 その結果、体は以下のどちらかの反応を示し、猫背を完成させます。

  1. 腰猫背パターン: 引っ張られる力に負けて骨盤が後ろに倒れ、腰が丸くなる。

  2. 反り腰猫背パターン: 体は無理やり起こそうとするが、腰だけが過剰に反ってしまい、お腹が突き出る。

どちらにせよ、元凶は「縮みきった股関節の前側」にあります。ここを緩めない限り、いくら背筋を伸ばそうとしても、強力なゴムで下に引っ張られ続けているようなものなのです。


2. ダイエットしても「下腹」が凹まない理由

30代〜50代の方から最も多い相談の一つがこれです。 「体重は減ったのに、下っ腹だけが出ている」 「腹筋運動をしているのに効果がない」

残酷な真実をお伝えします。そのポッコリお腹の中身は、脂肪ではなく「内臓」です。

腸腰筋が縮んで骨盤が正しく立っていないと、内臓を支える器(骨盤)が傾きます。すると、胃や腸などの内臓が本来の位置からズルズルと滑り落ち、下腹部に溜まってしまいます(内臓下垂)。

さらに悪いことに、腸腰筋が硬いと股関節の動きが悪くなり、下半身への血流やリンパの流れが遮断されます。 これが、夕方のひどい足のむくみや、下半身太りの原因です。

腹筋運動で表面を鍛える前に、まずは奥深くにある腸腰筋を緩めて、「内臓が収まるスペース」と「血液の通り道」を確保してあげることが、お腹痩せの最短ルートです。


3. 【実践】埋もれた股関節を掘り起こす「ランジ・ストレッチ」

それでは、縮こまった腸腰筋を伸ばすストレッチをご紹介します。 デスクワークの合間や、お風呂上がりに行うのがおすすめです。

【手順】

  1. 構え: 足を前後に大きく開いて立ちます(右足を前、左足を後ろ)。

  2. 落とす: 後ろ足(左足)の膝を床につけます(膝が痛い場合はクッションを敷いてください)。

  3. 姿勢: 上半身を真っ直ぐ起こし、両手を前の膝(右膝)に置きます。

  4. スライド: そのまま、重心(骨盤)をゆっくりと前方へスライドさせていきます。

  5. キープ: 後ろ足(左足)の付け根(股関節の前側)が「伸びているな〜」と感じるところでストップし、深呼吸を5回(約20秒)。

  6. 反対側も同様に行います。

【注意点:ここだけは守って!】 絶対に「腰を反らさない」でください。 腰を反らすと、腰痛の原因になります。「おへそを少し覗き込む」くらいの意識で、骨盤だけを前に押し出すのがコツです。


4. 「深層筋」は指では届かない。だからプロが必要

このストレッチをやってみて、「いまいち伸びている感覚が分からない」あるいは「腰に違和感がある」という方もいるかもしれません。

実は、腸腰筋は「インナーマッスル(深層筋)」です。 腹筋や背筋のさらに奥、内臓の裏側に隠れているため、外側から指で押してマッサージすることが物理的に不可能な場所にあります。

「腰が痛いから腰をマッサージしてもらう」 これで治らない理由がここにあります。多くのマッサージ店では、表面の筋肉しか触れないため、奥にある腸腰筋のロックまでは解除できないのです。

私たちプロの施術では、直接触れないこの筋肉に対し、以下のようなアプローチを行います。

  • 関節操作: 股関節の角度を微調整し、テコの原理を使って奥深くをストレッチする。

  • 運動療法(PNF): 患者様に特定の方向に力を入れてもらい、その反射を利用して深層筋を緩める。

これらは、解剖学を熟知していなければできない技術です。 「自分ではどうにもできない奥のコリ」こそ、プロに任せるべき領域です。


5. 骨盤が立てば、人生の「歩み」も軽くなる

腸腰筋が正しく機能し、骨盤が「スッ」と立つようになると、体感重量が驚くほど変わります。

  • 座っているのが楽になる: 頑張らなくても、自然と背筋が伸びた状態をキープできる。

  • 歩幅が広がる: 足が付け根からスムーズに出るようになり、颯爽と歩ける。

  • スタイルアップ: 内臓が正しい位置に戻り、ウエストにくびれができる。

「姿勢を良くするために、気合や根性はいりません」 必要なのは、骨格のブレーキ(腸腰筋の短縮)を外してあげることだけ。

もしあなたが、長年の反り腰や下半身太りに悩んでいるなら、一度ご自身の「股関節の硬さ」を疑ってみてください。 そこには、あなたがまだ知らない「本来の体の軽さ」が眠っているはずです。


【次回予告】その椅子、合ってる? 猫背にならない「デスク環境」の作り方

「体は整ってきた。でも、会社に行くとやっぱり姿勢が崩れちゃう…」

次回、第8回は「環境設定」編です。 実は、あなたの猫背は「オフィスの椅子とモニターの位置」によって強制的に作られているかもしれません。

高価な椅子を買わなくても大丈夫。 今ある環境で、タオルやクッションを使って「猫背にならないコックピット」を作る裏技を伝授します。


編集後記

あなたの「靴の底」、どう減っていますか?

腸腰筋が使えていない人は、足を引きずるように歩くため、靴のかかとが極端に削れたり、つま先がつまずきやすくなったりします。 「最近、何もないところでつまずく」 それは老化ではなく、腸腰筋からのSOSかもしれません。

当院では、歩行分析も行い、あなたに合った「歩き方」の指導もしています。 100歳まで自分の足で歩くために、今からメンテナンスを始めましょう。

※ご相談はこちらからお気軽になさってください。

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