第4回:あきらめないで!-保存療法で痛みを和らげる
変形性股関節症は進行性の病気ですが、その進行を遅らせ、痛みをコントロールし、快適な日常生活を送ることは十分に可能です。今回は、手術を必要としない「保存療法」について、当院でのアプローチを中心にお話しします。
保存療法の目的:股関節の「環境」を整える
保存療法とは、手術以外の方法で股関節の痛みや機能障害を改善する治療法です。その主な目的は、
- 痛みの軽減とコントロール
- 股関節の可動域の改善
- 周囲の筋肉のバランスを整える
- 正しい身体の使い方を再学習する といったことを通じて、股関節が痛みなく動ける「環境」を整えることにあります。
当院で提供する「施術」の役割
当院では、患者様一人ひとりの身体の状態に合わせた施術を行っています。 「整体って、痛いんじゃないの?」 そう思われるかもしれませんが、当院の施術は、決して無理に骨を動かすようなものではありません。患者様の身体と対話しながら、やさしく、そして確実に、股関節が抱えている問題を解決していきます。
【当院の施術がもたらす効果】
- 筋肉の緊張緩和と血行促進: 股関節の痛みは、周囲の筋肉(お尻の筋肉や太ももの筋肉)の過度な緊張を引き起こします。緊張した筋肉は血行を悪くし、痛みをさらに強めてしまいます。当院では、手技によってこれらの筋肉の緊張を丁寧にほぐし、血行を促進します。これにより、痛みを引き起こす物質が排出され、痛みが和らぎます。
- 関節の可動域の改善: 痛みをかばう動作や、長年のアンバランスな姿勢によって、股関節の可動域は徐々に狭くなります。施術では、股関節だけでなく、関連する骨盤や脊柱、足首などの関節の動きも整え、股関節が本来持つスムーズな可動域を取り戻すサポートをします。
- 姿勢の改善と身体の再調整: 姿勢が悪くなると、股関節に不自然な負担がかかります。施術を通じて身体全体のバランスを整え、正しい姿勢を保ちやすい状態に導きます。これにより、日常生活での股関節への負担を根本から減らすことができます。
「施術」と「セルフケア」は車の両輪
施術は、身体のプロである私たちが患者様の身体の「ねじれ」や「硬さ」を解放するお手伝いです。しかし、それで終わりではありません。
施術の効果を最大限に引き出し、良い状態を維持するためには、患者様ご自身による「セルフケア」が不可欠です。
当院では、施術と合わせて、
- ご自宅でできる簡単なストレッチや筋力トレーニング
- 正しい姿勢の意識の仕方
- 歩き方の修正 など、患者様一人ひとりの生活スタイルに合わせた具体的なアドバイスを行います。
※ご相談はこちらからお気軽になさってください。
神戸かんねん整体
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